2016-11-18 三月の化石 氷のようにきれいな読み物 ゆるやかに死んでいく花束 借り物の身体でぼくら 遊んでいるだけ かみさまのいない教会でキスを 古い詩集を持って 躍り疲れたぼくら 海の見える街で 罪を信じて 「ぼくらはずっとしあわせになる夢を見ていた」 ぼくの最期のことばを 君が食べてくれたなら どうか首を絞めて 絵画のような美しさで