2015-12-12 一緒に あれがもう五億年も前のことだなんて、 未だに信じられないな。 太古の呪い。 恐竜に憧れたあの子。 誰何を問えば意味は失われてしまう。 言葉が花になってくれたら、うまく渡せるのに。 どんなにやさしい気持ちも、 口に来た時には冷めてしまっている。 何光年も泳いだ信号は、ぼくらに数字を届けてくれるんだ。 「死にたい」と泣く君を、 「どうして泣くのか」と糾弾したい。 知らなかったんだ、君もそんな顔をすること。 そんな声で鳴くってこと。 良質な音楽を摂取して、ぼくは世界を構築する。 その世界に君はいらない。 その世界にぼくはいらない。